【家族会への想い】

 いきなりひきこもるわけではなく、親は、子供に異変が起きた時「どうしたのだろ?」・「何が起こっているののか?」と悩み、うろたえるのが実情である。

 そんな時、家族会に入り、同じ悩みを持つ人と話し、共感しあい、そして学んでいく。最近は、ひきこもり支援が進んだように見えるが、家族会では「真のひきこもり?」支援が進んだ実感はない。

 相変わらず苦しみの中にいるし、長期化している場合はあきらめもある。
外に出ていける(声を上げられる)当事者への支援は厚くなって来ているように思うが、「真のひきこもり」はそうではない。また声を上げることも出来ない家族も圧倒的に多い。

 昨今、家族の思いの発信が弱まっている。「ひきこもり支援の原点は家族支援」だということは忘れてはならない。「家族こそ当事者」と言っても良い場合もある。

 「真のひきこもりの親」こそ、ひきこもり基本法の制定に期待する想いは強い。全国組織の家族会「未来リレー」に大いに期待したい。

岐阜ドレミファの会
  代表  篠田みゆき