「自律」とは
ひきこもりに於ける自律とは、自分の意志で動く、選ぶ力の事だと思う。
親の期待や、支援者の支持、また、従来から自分自身が持っている自己肯定感の低さからくる自信の無さ、などによる他律てきな考え方ではなく「自分の思い、に気づき、自分の意志で選び動く」ことによって人生を自分の手で切り開く力を手にすることができる。
自律ステップモデル
- 先ずは他律的な動機で動く(親や支援者の誘い)
「やらされ感」や「不安」が多く疲弊しやすい時期 - 関係性の中で安心を得る
人との出会い 「話しても自分を否定しない人との出会い」
⇒自己肯定感の土台になる - 外部の期待に応えようとする
信頼する人の為に頑張ってみようとする
この時点ではまだ他律的である - 小さな成功体験を得る
「やってみたらできた」「少し楽しかった」「感謝された」
この段階から自律に向けた志向が生まれてくる - 自分なりの「目的」「意味」を見出す
他人のためではなく「自分がやってみたい」「役に立居たい」などの感情が生まれてくる
この時点でようやく自律が始まる - 自分のペースで選択・行動ができるようになる
支援のポイント
- 急がせない事。自律をせかすと逆効果
- 2.成功体験の「記録」と「言語化」なにができたのか、
どう感じたかを一緒に振り替える - 選択肢を増やしていく。・・・自分で決める場面を増やしていく
- しっぱいしても、経験としての価値がある事を知ってもらう
等自立に向けた支援は時間がかかりますが確実に一歩一歩すすめられれば、いい結果が出ると信じます